「自殺者数4年連続減=2万7000人、若年層は深刻」(時事通信)について

「自殺者数4年連続減=2万7000人、若年層は深刻」(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014060300138

『日本人よ、強くなる前に優しくなれ』


今回の発表では「4年連続で自殺者の総数は減少した。70~80代でわずかに増加が見られたものの他の年代は減少した。特に50代は大きく減少した。若い層では改善されていない」ということである。若者層では諸外国に比べてもかなり高い割合のままだという。

このことについて「政府として対策を取る」のは当然であろう。それに加えて社会そのものが「若年層」ギリギリか少し上の僕らの年代(1970年代前半生まれ)を含めて生き辛くなっているように思う。しなやかさや助け合いが日本社会の美点の一つだったはずだが、それが失われてきている。

「生きていてもいいですか?」という言葉を時々見かける。「生まれてこなけりゃよかった」などという強い言葉で表現している人もいる。もっとストレートに「死にたい」とこぼすメッセージもネット上で見かける。

メンタルがとことん痛めつけられていると本当にしんどいのだ。メンタルを病んだことが無い「強い人」は弱っている人に「泣き言を言うな」とか「だらしない」とかさらに追い打ちをかける。「弱肉強食だ」という人までいる。日本がそんな殺伐とした社会でいいのか? 精神的に『北斗の拳』の「ヒャッハー!」な社会になってしまっていないか?

大学新卒の就職でうまく行かずに自殺を選んでしまう若者もいる。当事者以外は「まだまだチャンスがあるじゃないか」と言うだろう。しかし当事者はそこで強い絶望感を感じてしまうのだ。思い描いていた未来像が打ち砕かれてしまう。企業の就職試験を繰り返し受験することは精神的に過酷だ。試験では頭の先からつま先まで「品定め」されるようなものだ。不採用を繰り返し受け取り続けると、まるで自分が社会から必要とされていないのではないかと考えてしまうことを想像するのは難くない。全人格を否定されたような気分にもなるだろう。

既に働いている者も仕事の業務そのものから人間関係まで激しいストレスに晒される。僕の友人・知人でもメンタル面で何らかの治療を受けていたり、受けた経験がある人は少なくない。明るくオープンに話してくれる人もいれば、他人に知られまいとクローズドにしている人もいるだろう。通院・治療していなくても心に強いストレスを感じている人もいるだろう。パワー・ハラスメント、無理強い、職場内いじめ。それらは耐えないといけないものであろうか。被害者が悪いのだろうか。この日本がそんな社会でいいのだろうか。何のための教育水準なんだろう。

日本社会が本当に「生き辛い社会」になってしまっている。これは政府の施策と合わせて、日本人が自分を当事者とした問題として解決を目指さないといけない。「メンタルが弱い人だけの問題」では決して、ない。日本人は国際競争力を得るために「グローバル化」が叫ばれている。でもその前に、日本人のいいところを思いだしてはどうだろう。強くなる前に優しくあれ。まずはそこから始めよう。

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