【ネタバレあり】吉田秋生『海街diary4 帰れないふたり』を読んだ。【ネタバレあり】

さて、収録された4話を読んでみた。細部にわたって事細かにここで報告するよりは「ぜひご一読を」という作品なので、細かくは書かない。

4姉妹のうちの誰に焦点が当たるかとなれば、やはり本作品の主人公(異論はあるかもしれない)である異母妹のすずだろう。すずは「自分が自分であること」「自分が存在していること」に対して懐疑的になっている。これは1~3巻までで既出のテーマであるが、風太との関係の中で自分を肯定していく。この作品は「すずが自分を肯定するまでの物語」になるのではないかと思う。

どうしてもすずたち4姉妹に焦点が当たりがちであるが、この作品は脇役である男達(オクトパスのメンバー(特に風太)やその家族、ヤス、坂下係長、店長)の動きも目が離せない。しかし、今巻では店長のヒマラヤ登山の話に心打たれた。

5巻は4巻を繰り返し繰り返し読んだ後に、読者が待ちくたびれた頃に発売されるのだろう。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

alamo
2011年08月14日 20:46
吉田さんはきっとマジメな方なんでしょう。

淡々とした日常の出来事をしっかりと描写されている、そんな印象です。
すずの心境変化の描写が私も好きです。
他のサイトでは「大人の鑑賞に堪える」と書かれている方もいらっしゃいますし。
↓のサイトはちょっと不思議ですが、視点を変えると面白いですね。
http://www.birthday-energy.co.jp/

この10年間はメッセージ性に磨きがかかって完成期、とのこと。
特に今年は総決算らしいので、もっと作品に磨きがかかるかな。

この記事へのトラックバック