2010年01月28日 桂吉弥「くしゃみ講釈」を聴く 桂吉弥 上方落語 落語 故・桂吉朝師は今なおその死が惜しい落語家であるが、吉朝一門も頑張っている。その中で、「天満天神繁昌亭」でのライブ録音を収録したシリーズに収録されている桂吉弥の「くしゃみ講釈」を聴いた。講釈師(講談師)に一泡吹かせてやろうとする二人の男の話である。例によって片方は、底抜けのアホである。しかしそれはほとんどの落語についていえるが、愛すべきアホなのである。吉弥はこのアホを何とかコントロールしようとする男の描写が上手かった。そして、講釈も引き込まれる。やはり、生で聴きたい噺家である。
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