運転免許証の更新

 運転免許証の更新をしに、試験場まで行ってきた。仕事が珍しく、平日が休みだったのでここぞとばかりに行くことにした。ゴールド免許だったので5年ぶりの更新であった。午前のうちにすべて済ませてしまおうと、自宅を早くに出た。休日なのだからもっとゆったりと構えていてもよかったのだが、どういうわけか平日よりも早く出かける。
 平日ということもあって試験場は空いていた。通知の葉書と5年間使ってきた免許証を受付に提出する。この免許証とも今日でお別れか、と5年前の自分の顔を見てみる。若いし、それに細い。思えば前回の更新の翌年からだった。車で移動しないと不便なところに住むようになって、自転車に乗らなくなり、あまり長い距離を歩かなくなった。そして太り始めた。さらに現在地に引っ越してからはさらに自動車依存の比率は高まり、急激に太った。久しぶりに会った友達に心配されるほどだった。「何があったのか」と。いろいろあったのだ。
 受付を済ませると手数料の納付と書類への記入、そして今回の更新からは2種類の4ケタの数字を暗証番号として登録することとなった。すぐに思い出せる2組を記入する。そうするとまもなく、視力検査が始まった。空いているので展開が早い。
 実はかなり心配していた。眼科での視力検査ではさほどの視力低下は検出されなかったが、微妙に落ちている気がした。初めて更新したときに一度「眼鏡」の条件が加わったことがあるのだ。以来、更新前には「視力が良くなるマジック・アイ」などの本で視力回復を試みては2回ほど眼鏡条件はクリアしてきた。さて、今回はどうか。くっきりではないが、細かいところの「C」の向きが分かる。「これはいけるかも」と安堵した。特段何も言われなかったので、OKだったことがすぐにわかった。
 体調によっては見えにくいこともある。特に夜の運転がそうだ。普段の生活では眼鏡の必要性を感じるのは映画館ぐらいだが、運転の際は念のために眼鏡を常備している。これで矯正視力は両目とも1.2以上はある。
 次に来たのが顔写真。更新するたびに簡単になっている気がするが、うれしいことだ。その分、「一発勝負」の面は否めない。係員の「かけてください」「レンズを見てください」の声のままに座り、レンズを見る。パシャリ。「え?」と思うまもなく終了。すぐさま運転免許書の出来上がり具合がわかる。「記載事項は正しいですか」と言われるが、まず顔に目がいく。5年前より太ったのは自覚しているが、何だこの顔は。ぼんやりしていることはないが、きりりとしていない。そうか、僕はこんな顔をしているのだ。「40になれば自分の顔に責任を持て」と誰が言ったかはしらないが、そういう言葉がある。もう猶予はあまりない。数年内に、責任ある顔にしなければ。(整形はしない。)
 ここまで手続きはとんとん拍子に来たのだが、更新のための講習は午後からだという。間があったので、昼食と書店に行くために試験場を一旦出る。

 講習は興味深かった。「時速100kmで衝突したときの衝撃は高さ30数メートルからの落下に匹敵する」という。その衝撃を生身の人間が受ければどうなるかぐらいはわかる。危険さもわかる。しかし、バンジージャンプをしたことがないのでいまひとつピンとこない。同じ画面で時速40kmの時の衝突の衝撃は高さ6mとあった。これなら現実味があった。「落ち方によってはまずい。」 実は幼稚園の頃に祭のステージから落ちたことがあり、小学生の頃には二段ベッドの上から眠っていて落ちたことがある。どちらも声が出ないぐらいに痛かった。2mもないところから落ちて、あれだけ痛かったのだ。6mは痛いに決まっている。落ちないようにしよう。いや、この場合は衝撃の話だ。ぶつからないように安全運転しよう。
 講習のテキストは2種類あった。1つは「全国版」。『ちびまる子ちゃん』のキャラクターがそこかしこに出ているのはいいのだが、さくら家のメンバーだけである。永沢君も、花輪君も、たまちゃんもいない。永沢君に言われると、ちょっと癪かもしれないが。
 「北海道版」は北海道の特徴的な事柄が載っていた。「平均速度は本州より速い」のはうなづける。まっすぐで、通行量の少ない道ばかりだから。冬道も気をつけないといけない。あと、動物にも。

 次の更新時は40歳を超えている。その頃、僕はどこでどうしているのだろうか。人生は何が起こるかわからないが、現実は自分で変えていかねばならない。ぼちぼち、一歩ずつやっていくしかない。

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