月はあっちに出ている ~国後島の方向に~

月が昇り始めていた。ほとんど人工的な灯りの見えない真っ暗な国後島の方向に、月はあった。真っ暗な海峡に月の道ができる。海の上をまっすぐに光の帯が走る。この道をたどれば月にだって行けそうだ。

まだ昇りきらない夜空には降ってきそうなほど星が輝いていた。「ああ、綺麗だ。」 その言葉しか出てこない。地上の些事など全く関係なく、星は美しく輝いている。星は人の有象無象の悩みを超越している。そこに生き物はいるのだろうか。肉眼では見えない星に思いを巡らす。

星はそこにあり、月は輝いていた。今日一日の悩みや思いをすべて洗い流すかのように。

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