ぼちぼち亭雑記帳

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zoom RSS 中古書店にて

<<   作成日時 : 2015/02/11 19:23   >>

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「古書店」というのと「中古書店」と言うのでは少しニュアンスが違ってくる
と思う。今回書くのは漫画やゲームソフトなども売ってある「中古書店」の
方である。

僕は段ボール箱に詰めて持ってきた本やDVDの買い取りしてもらいに来ていた。
査定を待っている間に漫画本がぎっしりと詰まった本棚の前にいた。

鳥山明の本があった。ある作品の「特装版」である。他にも懐かしい作品の数々が
多少変色しながらも、綺麗に並んでいた。

僕はそこで目眩にも似た感覚に襲われた。

「この本棚に収められた作品の作者のどれだけが存命なのだろうか?」
「もう漫画を描いていない人もいるだろう」
「それでも作品はこうして残っている」



大きな新刊書店の漫画本コーナーでも一般書籍の棚でも感じたことのない感覚だった。
図書館ならば「古今東西の知恵が収まっている場所」として認識できるのだが、今日、
中古書店の漫画本の棚で感じた無常感のようなものは何だったのだろう。背表紙に栄枯盛衰
を感じたのだろうか。自分でもよくわからない。内面に激しく立ち上った感情を、表面上は
全く見せなかった。ちょっと天井を仰いだぐらいだろうか。

一般書籍ならば新刊書店に故人の著書が並んでいてもおかしくはない。漫画本とてそうだ。
今でも手塚治虫の著作が新品で手に入る。今日の感覚はそうではなくて、とても寂しいもの
だった。

棚から漫画本を1冊手に取ってみた。綺麗な本だった。いつ刊行されたのだろうかとみてみた
ら、2007年の出版とのこと。もう8年前、まだ8年前。8年なんてあっという間だ。いや、8年間は
長いかもしれない。この8年の間に自分にあったことを思いだして、慟哭したい気分になった。
時間は流れ、消えるものは消え、残るものは残る。

中古書店の漫画本の棚で人生を考えていたら、査定終了のアナウンスがあった。この中古
書店は自宅近隣には無くて、しばらくドライブを楽しんでのものだった。査定額は思ったよりは
あった。行き帰りのガソリン代と高速道路代、昼食、夕食代を差し引いてもかなり余った。自宅
にはまだ本がある。またこの店に来るかもしれない。そのときは何を感じるだろう。感情の波、
感覚のにわか雨はどんな感じで襲ってくるかわからない。その時にならないと。


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